ここは横浜元元町。綺麗でおしゃれなお店が達ち並ぶ。 今日も、10時オープン お店の大きな飾りドアを社長「前野 栄太」が開けた。 15分前に今日の売り上げ目標と新商品の説明を販売員である「今野 安佐歌」と 「菜似毛 良子」に伝え、朝礼を終えた。 |
第1日目
(注)街名や名前等はすべて架空です。 |
今日は、天気も良いし、木曜日 奥様、お嬢様が多く街にくりだす。
前野栄太は新商品のブラウスの反応と在庫で残ったレザーのパンツを気にしていた。
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| 11時頃に常連ではないが、たまに高価なものを購入される 「金財 得子」が来店。販売員である今野安佐歌が応対した。 今野は社長から言われている「レザーのパンツ」を薦めた。 奥様金財は「そうね、そうね」としか・・・。 12時近く、金財は娘と食事を予定していたのか「また来ます」と店を後にした。 |
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社長前野は今野から聞いた。「レザーパンツに興味がありもう少し押して見ましょう。」 前野もOKした。翌日午後に、金財が来店した。 運悪く今野は食事中で不在であった。 菜似毛良子がピンチヒッターで対応した。
菜似毛は、金財の担当てはなかったので、お客様の情報を把握するためにPCで顧客検索を開いた。 顧客管理と商品管理のPOSシステムが導入されており誰が何時何を購入しているかが分かる。
目を疑った。金財得子は二ヶ月前にもうすでに「レザーパンツ」を買っていた。それも今回より高価なもであった。 社長前野も今野も自分の記憶だけで金財の状況を判断てしまったのだ。 菜似毛は機転をきかせ「今回のレザーは複数物で、金財さまが購入していただいたレザーは一点物なんですよ」
「あのレザーパンツにこのブラウスはいかがですか?」 「あっそう!一点物だったの。 このブラウスもいいわね!」 ピンク系と清々しいブルー系の二着を金財は気持ちよく購入した。 その後、金財は店の常連になり優良顧客だ。 そしてお嬢様も来られている。 |
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| 成功の鍵 ポイント |
1. | 顧客の行動は、過去の履歴と連動している。過去のデータを分析することにより 将来の予想を立てる。顧客のニーズを探り先先の提案が必要である。
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2. | 日本でこの考え方は呉服業界で発展してきた。しかし現在は、少数の取引ではなく 多数の顧客を分析するには取引や時間、顧客の声、など全ての情報が瞬時に分かる システムが必要になった。これが俗にいう「データベースマーケティング」である。 消費者の行動予定分析と対象者の絞込み(セグメント)そして商品の勧めの一体化である。
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3. | 我々の「会」との関係は、日本国民の1億2000万人の中で どんな人が支援してくれるのかを人の行動から割り出す必要がある。 ボランティアをする人とは? モチベーション・トーンが高い人達は? 等々支援予定者を 会サイドで想定し告知、募集すること。 その手段を考える。
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4. | 基本は人と人 参加者にあった取り組みをしなくては続かない。 「会」の論理ではなく参加者第一主義であろう。
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サバイバー シュウ |